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インドへ輸出5億円の打診。 宣伝が先か、実績が先か

7/6/2017

 

この10年で衛生面や生活水準が上がったインド。日本産商品の需要が年間5億円に達する日は来る?

先週、インドは雨季真っ只中と話をしたが、日本も今は雨季。蒸し暑い日と激しい雨天日が交互に続いている。そんななか、本日は農水省へ赴き、インドへの和食普及事業の話を聞きに行った。

農水省は今年度、日本から世界へ輸出額を更に2000億円追加予算として挙げているらしい。インドに向けて「5億円の輸出は可能でしょうか」と聞かれた。和食文化が全くないところにプロモーション販促費用なしでどうにかならないのか、と。「5億円は無理でしょう」とお答えした。
 
民間がどれだけ頑張っても、いきなり5億円の輸出はいくらなんでも無理な話である。興味深いのは、国は前年主義なので、今年予算化した決定事項は今年も来年も執行されると言う。インドは「難しい」イメージがあり、また実際大変な国である。可能性は大いにあるが、踏み込めない事実がある。昨年予算化されておらず、販売実績がないのでプロモーションもできない状態だ。でも、プロモーションしないと売れないのも現実。鳥と卵の状態だ。

我々は10年インドを見てきた。そして10年で大きく変わった。感じるのはインド全体の食生活が非常に豊かになったことだ。外食はもともと平均では月1回程であったが、今では週2-3回。食べたい世界各国の料理の種類もかなり増えた。前までは買えなかった商品が高級スーパーに並ぶ。お酒もシャンパンからワイン、海外ブランドは全て揃う。

​10年後も、年間5億円の日本産品の輸出額は“絵に描いた餅”のような感じだろう。インドへ輸出額5億円に達している未来は、正直今の政策では全く見えない。その今の政策を「大問題」だと思いながら、農水省を後にし、蒸し暑い東京の街中でモヤモヤした気持ちを引きずりながら、次の打合せに向かった。

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